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ネルセシアンリサイタル(終了報告)

ブログ担当のアサズマです。こんばんは。

本日、パーベル・ネルセシアンピアノリサイタル(札幌公演)が実施されました。

ショパン、ベートーヴェン、リストのよく知られた曲が演奏されました。
また、終了後、拍手に応じて、ネルセシアンは2度もアンコールに応じてくださいました。

アンコール曲は以下。
ショパン:エチュード14番
チャイコフスキー:四季から 4月-雪割り草-

大変素晴らしい演奏だったかと思います。
終了後、お疲れであろうにも関わらず、
CD購入者へのサインに気軽に応じてくださり、
人柄の良さを伺い知ることができました。

本日は多数の皆様にご来場頂きありがとうございました。

なお、本日は販売座席数の見込み違い等、我々の不手際により、
開演後多くの皆様を長時間会場入り口でお待たせしてしまいました。
またプログラムが配布されないといったこともありました。
誠に申し訳ございません。

ご迷惑をおかけした皆様並びに会場の皆様に対し、
主催者として心よりお詫び申し上げます。
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by jesdoren | 2011-10-26 22:48 | Comments(0)

パーベル・ネルセシアンというピアニスト

ブログ担当のアサズマです。10月下旬に全道各都市で行われるネルセシアンピアノリサイタルまでまもなくとなりました。

今日はパーベル・ネルセシアンというピアニストについて、当会の全国版機関誌「日本とユーラシア」の記事を引用しながらご紹介しましょう。

ネルセシアン氏は1964年生まれ、現在はピアニストとしては脂の乗りきった時期であるように思われます。しかし、ロシア音楽学者の一柳富美子氏はネルセシアンについて次のように述べています。「何より驚くのは進化し続けていることである。特に、2005年頃からの上達がめざましく、この人に老いという言葉は無縁なのかもしれない」(『日本とユーラシア』2011年1月15日号)。40歳代半ばにしてまだ発展途上にあるというのは一柳氏も指摘するように「並々ならぬ努力やと鍛錬と節制」があるからでしょう。札幌支部では、ほぼ隔年でネルセシアンピアノリサイタルを開催していますが、会員を中心にリピーターも多く見受けられます。ネルセシアンが「進化しつづけている」からかもしれませんね。

次に、ネルセシアンの演奏の特徴について、専門家の言葉をお借りして述べたいと思います。作曲家の中島克麿氏によれば、ロシアのピアニストの特徴は、その音に「ヨーロッパやアメリカの演奏家にはない独特の芯」があり、「非常に強靱なフォルテシモから繊細なピアニシモまでそのダイナミックレンジも広い」ことだそうです。また、ロシア人の手が全体的に柔らかくふくよかなため、繰り出される音もふくよかであることも加えられます(『日本とユーラシア』2011年4月15日号)。当然ながらネルセシアンはそういった先人の師匠たちの流れも汲んでいます。一方で、中島氏は、ネルセシアンの演奏には彼のアイデンティティもはっきりと示されるとしています。

ではその「アイデンティティ」とはどのようなものでしょうか。海老原ゑみ子氏(八王子ピアノ教育研究会)は「感性と情感のある演奏」「指先から紡ぎ出される流麗な音の連続」といった表現、中添由美子氏(ピアニスト)は「ディナミークの幅の広さを含む卓越したテクニックと作品に対する多方面からのアプローチ」といった表現でネルセシアンの演奏を評しています。これらに彼のアイデンティティが集約されているといえるでしょう(『日本とユーラシア』2011年5月15日、6月15日号)。

いろいろと書き連ねましたが、すばらしい音楽を言葉で表現するには限界があります^^;やはり実際に聞いていただくのが一番です。世界的なピアニストであるネルセシアンの演奏を是非聞きに来て下さい!
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by jesdoren | 2011-10-11 11:23 | Comments(0)

パーヴェル・ネルセシアンピアノリサイタル(10/26札幌)実行委員会ニュースvol.3

ブログ担当アサズマです。こんばんは。

札幌支部の行事、パーヴェルネルセシアンピアノリサイタルまで
まもなくとなってきました(10/26、kitara小ホール)。
このリサイタルの実行委員会ニュース第3号が発行されましたので、
掲載いたします。
なお、リサイタルは札幌以外にも全道諸都市で開催されております。

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「パーヴェル・ネルセシアン」ピアノリサイタル実行委員会ニュースNo.3
                     2011年10月11日 


「パーヴェル・ネルセシアン」ピアノリサイタルへの期待

多くのピアニストは、自身の演奏に自分だけの個性を発揮したいと考えるものだ。演奏者の主張と解釈による、聴衆とのコミュニケーションと考えれば頷ける。

しかし、ネルセシアンはこの考えをとらない。彼によると、曲は作曲家に帰属するものであり、演奏家においては、作曲家のエージェントとしての表現を第一義的に考えなければならないとする。彼の音楽づくりが個性の表出を求める多くのピアニストに比べ、より深いのはこのためであり、もっとも真摯なピアニストの一人といわれる所以がここにある。

並々ならぬ訓練の中から生まれてくる才能が、彼の天才を作る。静謐の中の叙情、荘厳のなかの華麗、匂い立つネルセシアンの演奏に再び出会える幸運を喜ぶ。
        
ピアノ調律師  井筒和幸(札幌支部 会員)
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by jesdoren | 2011-10-07 19:00 | Comments(0)