北海道連合会(道連)は第56回全道ロシア語弁論大会を11月30日(土)に開催した。
今回は,Aクラス4名,Bクラス7名合計11名のエントリーがあった。Bクラスは3分のスピーチ,Aクラスは5分のスピーチと質疑応答である。
スピーチ内容は、ペット,文化,言語学習の意義,日ロ関係に関する考察など多岐に渡り,それぞれが日ごろの学習成果を存分に披露した。Aクラスの質疑応答はすべてがスムーズに,とはいかなかったものの,何とか言葉を紡ごうと熱意を感じるものであった。
発表終了後、審査委員会を実施し、閉会式にて、結果発表、表彰、審査委員からの講評を行った(結果や報告要旨は北海道連合会webサイト(https://jesdoren.org/)に掲載)。講評では「緊張の中,頑張ったと思うが,もう少し余裕をもって話すと良い」「ネイティブと聞く・話す機会を増やすことが大切」「内容の深い大会で有った。ロシア文化・言語に興味を持ち続けて欲しい」「審査にあたるとはいえ,皆さんの話の内容自体にとても関心があり,楽しかった」などが参加者に伝えられた。ロシア語を取り巻く環境は必ずしも良いものとはいえない現在、北海道庁や東京ロシア語学院など多くの団体の後援・協賛を得て、継続して実施できたことが重要な成果である。
受賞者にスピーチをしていただきました
Aクラス1位 角南 順哉さん(技術職会社員)
2020年の初出場から5回目,このタイミングで賞を取れるとは思わなかった。難しい情勢にはあるものの,ロシア語学習は皆に開かれたものあり,どんどん間口を広げてロシア語を始めようとする人を増やして欲しい。

Bクラス1位 吉田 晴さん(北海学園大学経済学部4年)
(スピーチは練習したが)優勝した時のスピーチは練習していなかった。4年間ロシア語学習を続けてきて,(人前での)スピーチは初めてだった。端的に嬉しい。


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開催地・協賛の北海学園大学『北海学園大学新聞』(2024年12月23日,第299号)(学生団体発行)にも掲載していただきました。(クリックして拡大)
